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夢野南教室(小・中学部)

夢野南教室(小・中学部)からの新着情報・お知らせ

2021.3.9

受験生のみなさん、保護者のみなさんへ。

いつも夢野南教室の記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
早いものでついに全ての補習が終了し、3月12日の入試当日を待つのみとなりました。
思い返せばこの一年、本当にいろいろなことがありました。
子どもたちにとって決して簡単な一年ではありませんでした。
新年度になっても学校がスタートせず、学習環境は困難を極めました。
授業再開後は遅れた進度を取り戻すために、例年よりも早いペースで授業が進みました。その結果、理解しにくい単元が発生することもありました。
保護者の皆様も大変なご不安を抱えていらっしゃったのではないかと存じます。

結果、中3生たちは強くなりました。

工夫、我慢、学習時間の確保。低くはないハードルが一度に押し寄せました。
最も強く求められたのは、「自立した思考」でした。
学校の先生にも塾の講師にも直接会えない。オンライン授業という新たな環境の中で、質問する側もされる側も、相手に対しどのように熱量を伝えるのかを模索し続けました。
自分の部屋の中で学習することが多くなり、あらゆる場面で自分で自分を見つめ、コントロールする必要がありました。
まさに、「自立」を求められる状況でした。
私は今、「それらは無駄ではなかった」と自信を持って言うことができます。
厳しい結果を目の当たりにしようが、難しい課題と向き合おうが、今の彼らからマイナスの言葉は出てくることがありません。むしろ、課題が大きければ大きいほど、強く立ち向かっていく勢いを感じます。
一年間、勉強のこと以外にも頭と気持ちを使い続けた結果だと思います。
中3生たちは、本当に強くなりました。

思いを「表現」する

「入試=闘い」という捉え方をし、勝ち負けにこだわる。
これも一つの考え方だと思います。
しかし私は、「入試=表現の場」だと常々お子様にお伝えしています。
これまで受験生として自分がやってきたこと、辛かったことや悲しかったこと、逆に嬉しかったこと。
そしてそのような感情の起伏を、動じずに正面から受け止め、応援してくれた人がいること。
志望校は違えど、一緒に走ってきた仲間がいること。
合否のみを気にして萎縮した心で試験を受けるのではなく、感謝や仲間との記憶を胸に、ペンを力いっぱい走らせてほしい。
自分の将来に向かって、今持っている全てをぶつけてくればいい。
入試直前の時を迎えた今、私はそのような思いでこの記事を書いています。

最後に

試験に必要なテクニックは授業や補習で十分に伝えました。
あらゆるタイプの問題を扱って、演習をしてきました。
試験直前まで、塾で一緒に頑張りました。
私たちが最も時間をかけ、最もハードなトレーニングをしてきた集団です。
何も怖いものはない。
3月19日。私たちはいつもの教室で、皆さんの帰りを待っています。
いよいよ本当の意味で夢野南教室から卒業です。
その寂しさも感じながら、皆さんの帰りを待っています。
ここから先は、僕たちは一緒には歩きません。
寂しいけど、ここで見送ります。
大丈夫。次のステージへの残りの道は、もうみんな一人で歩けます。
行ってらっしゃい。

久保田学園夢野南教室
小牧 亮太

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