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2025.12.7

【大学受験突破シリーズ】不安を力に変える!合否を分ける「心と体の整え方」完全マニュアル[高3生対象]

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【大学受験突破シリーズ】不安を力に変える!合否を分ける「心と体の整え方」完全マニュアル[高3生対象]

⚡️ 「震え」や「動悸」は能力不足じゃない。脳の“本気”のサインだ

受験本番が近づくにつれ、胸がざわつく、手が震える、あんなに解けたはずの問題が手につかない……。 そんな症状に襲われ、「自分は弱い」「もうダメかもしれない」と追い詰められていませんか?
断言します。それは決して能力不足ではありません。 これまで必死に努力してきたからこそ、脳が“過緊張モード”に入っている証拠なのです。
実は、この直前期の過ごし方こそが、合否を分ける最後の分岐点となります。 どれだけ知識を詰め込んでも、当日その力を発揮できなければ意味がありません。逆に言えば、「メンタルと体調の整え方」さえ間違わなければ、実力以上の結果を引き寄せることも可能なのです。
臨床心理学の知見に基づいた、合格を勝ち取るための「心と体の処方箋」をお伝えします。

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メンタルや体調の管理も受験科目の一つ!

1. メンタル編:不安は「消す」のではなく「連れていく」
🌊 心理学テクニック「AWARE」の発想
多くの受験生が陥る罠は、不安を「完全に消そう」とすることです。しかし、感情は抑え込めば抑え込むほど、暴走する性質を持っています。 そこで有効なのが、心理学のAWARE(アウェア)テクニックの考え方です。
「不安があってもいい。震えていてもいい。だけど、できる行動は止めない」
心臓がドキドキしていても、「ああ、今自分は緊張しているな」と客観的に受け止めてください。そして、「でも、まずはこの一問だけ解いてみよう」と、手だけは動かし続けてください。 この“小さな行動”こそが、暴走した脳を現実世界に引き戻し、結果として集中力を取り戻す最強のスイッチになります。
✍️ 不安を可視化する「シナリオ法」
どうしても悪い想像が止まらないときは、ノートに以下の3つを書き出してみましょう。

  1. 最悪のシナリオ: (例:全落ちして浪人する)

  2. その時の対策: (例:予備校に通い、来年こそ第一志望に行く)

  3. 現実的なシナリオ: (例:模試の結果通り、〇〇大学には合格できるだろう)

「お化け」と同じで、不安は正体が見えない時が一番怖いものです。可視化し、「最悪こうなっても大丈夫」と腹を括ることで、驚くほど心が軽くなります。
🧘 試験会場での特効薬「トリプルリラックス」
本番で頭が真っ白になったら、座ったままできる「トリプルリラックス」を試してください。

  1. 口すぼめ呼吸: 息を細く長く吐き出し、自律神経を整える。

  2. ゆっくりカウント: 「いーち、にーい」と数えることに意識を集中。

  3. 筋弛緩法: 手を強く握ってから、パッと脱力する。

これをセットで行うことで、強制的に体の緊張を解くことができます。


2. 体調管理編:直前期の勉強は「睡眠と栄養」で完成する
💤 「寝る時間」は「記憶の定着時間」
「寝る間も惜しんで勉強したい」その気持ちは痛いほど分かります。しかし、直前期の睡眠不足は自殺行為です。 睡眠はただの休息ではなく、「その日覚えたことを脳に定着させ、整理する時間」です。理想は6〜7.5時間。 特に試験前日は、起床時間から逆算して就寝時間を設定してください。これだけで、翌朝の脳の回転速度(処理能力)が劇的に変わります。
🍽️ 勝負メシは「脳」と「心」に効くものを
保護者の方がサポートできる最大のポイントは食事です。 試験当日の朝は、起きたらすぐにカーテンを開けて光を浴び、体内時計をリセットさせましょう。 朝食には、以下の栄養素を意識してください。

  • ブドウ糖(ご飯・パン): 脳のガソリン。

  • トリプトファン(乳製品・納豆・バナナなど): 気持ちを落ち着かせる「セロトニン」の材料。

  • ビタミンB・C、カルシウム: ストレス耐性を高める「盾」となる栄養素。

「カツ丼で勝つ!」といった重い食事よりも、消化が良く、脳と心の栄養になるメニューが、最高のパフォーマンスを支えます。


3. 当日戦略編:情報のシャットダウンが勝利の鍵
📱 休み時間のNG行動:「答え合わせ」と「SNS」
試験当日の休み時間、絶対にやってはいけないこと。 それは、「終わった教科の答え合わせ」と「SNSのチェック」です。 「あの問題、間違えたかも…」「みんな簡単だったって言ってる…」 このノイズは、次の教科への集中力を根こそぎ奪います。終わった科目は変えられません。変えられるのは次の科目だけです。
🎯 目標は「小さく切る」
休み時間は、「次の科目の、自分の弱点ノート」だけを見直しましょう。 そして、「満点を取ろう」と意気込むのではなく、「まずはこの大問1だけ」「例題の5問だけ」と目標を小さく区切ってください。ハードルを下げることで、自然とやる気と集中力が湧いてきます。
また、休憩中の間食は、眠気を誘う高糖質なもの(菓子パンなど)は避け、低糖質・高タンパクなもの(ナッツやチーズ、高カカオチョコなど)を選ぶのが賢い戦略です。


最後に:戦う君へ
受験で勝つのは、「不安を感じなかった人」ではありません。 不安で押しつぶされそうになりながらも、「心と体を整え、震える手でペンを握り、小さな行動を続けられた人」です。
その不安は、君がこれまで本気で向き合ってきた証。 大丈夫。積み重ねてきた日々は、決して裏切りません。
焦らず、一歩ずつ。 最高の準備で、最高の春を掴み取ってください。応援しています。

 


noteでEFG(旧久保田学園グループ)の教育情報を発信しています。
https://note.com/kubotag

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