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2026.3.1
【大学受験突破シリーズ】2026年度共通テストを振り返る【高2生対象】

【大学受験突破シリーズ】2026年度共通テストを振り返る【高2生対象】
「知識の量」以上に「思考の深化」と「情報の処理速度」がより一層求められる試験に。
高2生の皆さん、いよいよ高3生から「受験生」のバトンを受け取る時期です。
そうして2026年度の共通テスト(新課程2年目)の概況分析が発表されましたが、内容を確認すると、これまでの「受験勉強」のイメージを根底から覆すような、刺激的で、少し手強いものでした。
出典:河合塾「2026年度大学入学共通テスト概況分析」(2026/02/06発行)
https://www.keinet.ne.jp/teacher/exam/topic/25/20260206.pdf
先輩たちが直面した「荒波」の正体を分析し、皆さんがこれから1年で何を準備すべきか。ワクワクするような戦略を一緒に考えていきましょう。
1. 「物理ショック」が教えてくれた、公式のその先
今年度の共通テストで最も世間を騒がせたのは、理科の「物理」でした。平均点は過去最低の45.6点。センター試験時代を含めても類を見ない難化です。
なぜ、これほどまでに点数が沈んだのでしょうか?
それは、「公式に数字を当てはめるだけ」の勉強が完全に通用しなくなったからです。
問題の1問目から、見たこともない複雑な設定が登場し、「この現象の裏にはどんな法則が隠れているのか?」をゼロから組み立てる力が求められました。
逆に、平均点が上がった「化学」は、徹底的な演習による「基礎の盤石さ」が得点を支えました。
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戦略: 「なぜこの公式が成り立つのか?」というプロセスを、友達に説明できるレベルまで深掘りしましょう。
2. 情報の「濁流」を乗りこなすスピード感
文系・理系問わず、全受験生が直面したのが「情報処理の壁」です。
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国語: イワシをテーマにした絵本、インタビュー、図表……。多種多様な資料を「同時に」読み解くマルチタスク能力が試されました。
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情報Ⅰ: マーク数が51から60へ増加。60分間でこれだけの量を解き切るには、もはや「悩んでいる時間」はありません。
現代の社会では、膨大なデータから「本質」を素早く抜き出す力が求められています。共通テストはまさに、その「社会人としての基礎体力」を測る場へと進化したのです。
3. 教科書を飛び出し、世界とつながる
共通テストの問題作成者は、皆さんに「社会の動き」に興味を持ってほしいと願っているようです。
今年の題材は実にユニークでした。AI、SDGs、ガザの紛争といったシリアスなニュースから、漫画『ベルサイユのばら』、「タイムマシン」まで。
「勉強は机の上だけで完結するものではない」
このメッセージをどう受け取りますか?
数学の「集合と命題」が生活のワンシーンとして出題されるように、学問と日常の境界線はなくなっています。日頃からニュースを読み、「これ、あの科目の考え方が使えるかも?」と面白がる余裕が、本番の「初見問題」への耐性を作ります。
4. これから1年、みなさんが取るべき「必勝ルート」
総合平均得点率が約60%まで落ち込んだ今、「8割以上」を取る層は一握りです。しかし、恐れる必要はありません。やるべきことはシンプルです。
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「基礎」という名の土台を、誰よりも強固にする
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物理の崩壊が示したのは、基礎がグラついていると応用問題の入り口で迷子になるということです。高2のうちに主要科目の「穴」をゼロにしましょう。
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「思考のプロセス」を愛する
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答えが合っているかどうかより、「どうしてその答えに辿り着いたか」という道筋を大切にしてください。
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情報処理の「型」を作る
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資料読解やプログラミング的思考は、慣れがモノを言います。早めに新形式の問題に触れ、自分なりの「処理手順」を確立しましょう。
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最後に:受験は「暗記」から「知の冒険」へ
新課程の共通テストは、確かに難しくなりました。でもそれは、皆さんが「ただの知識の貯蔵庫」ではなく、「自ら考える知的な開拓者」であることを期待されている証拠でもあります。
この1年、単なる暗記作業に終始するのはもったいない。目の前の知識が世界とどう繋がっているのか、その「深化」を楽しめるようになった時、合格は自然と向こうから近づいてきます。
さあ、新しい時代の受験を楽しんでいきましょう!
まずは今日、直近の共通テストで出題された「情報Ⅰ」や「国語」の問題をチラッと覗いて、その「情報の多さ」を体感してみましょう!

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