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2025.11.15
【大学受験突破シリーズ】共通テストまで残り100日 ― 合格に向けた戦略のカウントダウン[高3生対象]
2025年10月12日 10:00
いよいよ共通テストまで残り100日。
この限られた時間は、焦るほど短くも、諦めるほど短くもありません。
むしろ、ここからの100日こそが「逆転のチャンスが最も大きい期間」です。
共通テスト直前のこの時期でE判定をとってしまっていても、そこから合格を掴む生徒は少なくありません。
それは奇跡ではなく、「正しい努力を、最後までやり抜いた結果」です。
この100日は、単なる“追い込み”ではなく、合格を現実に変えるための最終調整期間。
ここで「戦略的に」動けるかどうかが、合否を分ける最大のポイントです。

■ 戦略的に動く者が結果をつかむ
直前期は、成績が思うように伸びず、
「自分ってやっぱりダメなのかな」と不安になる人も多いでしょう。
でも、皆さんがすべきことはただひとつ。勉強を続けることです。
評価するのは模試でも先生でもなく、本番の入試です。
1. 現状分析と「量」で管理する計画
闇雲に勉強時間を増やすよりも、現状を正確に把握することが第一歩です。
・志望校の配点と出題傾向を分析し、「どの科目を何点伸ばせばいいのか」を数値化する。
・計画は“時間”ではなく“量”で立てる。「英語長文を2題」「数学10ページ」といった形で管理すると達成感が生まれ、継続しやすくなります。
そして最も重要なのは、「基礎の抜け」を徹底的に潰すこと。
多くのE判定は応用力不足ではなく、基礎の不十分さが原因です。
ミスの理由を分析し、同じ問題を二度と落とさないようにする。
これだけで得点は確実に伸びていきます。
2. 実戦力と時間感覚を鍛える
残り100日の後半戦では、「知識」よりも「使いこなす力」にシフトしましょう。
・過去問演習で本番同様の制限時間を設け、時間内で得点を取り切る練習を重ねる。
・特に英語リーディングは、**1分あたり150語(WPM150)**を目標に、65〜70分で全問を解く練習を。
こうした実戦トレーニングこそ、最後の得点力アップにつながります。
3. 諦めるには、まだ早い
直前期に「もう間に合わない」と思うのは、まだ早すぎます。
この時期に結果を出す受験生は、「諦めなかった人」だけです。
たとえ100個課題が残っていても、まず1個やれば残りは99個。
1日1歩でいい。小さな前進の積み重ねが、最終的に合格という大きな結果を生み出します。
■ 保護者の皆さまへ ― 満足より「納得」を支える100日

この時期の受験生は、心も体も不安定になりがちです。
どうかご家庭では「応援者」として、支える姿勢を大切にしてください。
1. 体調とリズムの管理は、得点力維持の要
体調を崩せば、それまでの努力も水の泡です。
生活リズムを朝型に整え、3食をしっかり摂り、睡眠を削らないこと。
当たり前のようでいて、最も大切な「受験戦略」です。
2. 不安を一人で抱えさせない
受験生は不安を口に出せないことがあります。
だからこそ、「最近どう?」と声をかけ、
一言でも話を聞いてあげてください。
その何気ない会話が、孤独に耐える力を与えます。
また、励ましの言葉は「結果」ではなく「努力」に向けて。
「頑張ってるね」「昨日も遅くまでやってたね」と、
プロセスを認める言葉は、何よりも受験生の支えになります。
3. 目指すのは、満足ではなく「納得」
大学受験は、全員が満足する結果になるとは限りません。
しかし、全力でやり切れば「納得」することはできます。
そしてこの納得こそが、次の人生を前に進める力になります。
どうかお子様が試験を終えたとき、
「これだけやったんだから、悔いはない」と言えるよう、
残り100日を見守ってあげてください。
■ 終わりに
この100日は、奇跡を起こすための時間ではありません。
「努力を結果に変える」ための時間です。
焦らず、諦めず、今日できる最善を積み重ねること。
それが、100日後に笑顔で春を迎えるための唯一の道です。

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