テストなど結果が返ってきた際に、よく耳にするこの言葉。「次は計算を完ぺきにして、漢字も完璧に覚えて・・・」
今日はこの言葉について考えてみようと思います。

「完璧に」を目指した結果、お子様の心の中で起こること。

1，完璧にしようと取り組んだ結果1つのことに時間がかかりすぎる。
2，すると他のことに手が回らなくなる。
3，完璧にしようと考えていた自分と、現実の矛盾が起こる。
4，決めたことをできていない自身に対する自信がなくなる。
5，できなかった経験だけが残り、初めから取り組まなくなる。

意気込みとしては素晴らしいこの言葉ですが、上に書いたように、ものすごく現実的に言うと、「完璧に」を達成できる可能性は低いです。
前回の記事に書いたように、大人の「当たり前にできる」は子どもの「当たり前にできる」ではありません
だから、大人が子どもに結果をFBするときには、
1，現状どこまでは出来ているか。
2，どの部分を改善するか。
3，どうすれば部分改善できるか

を、子どもが自分で探すように接することが大事だと思います。

中1の年末年始セミナーより抜粋

これは今年、中学生の生徒・保護者に何度も話をしてきた内容です。
知らず知らずのうちに、子どもに「完璧」を求めてしまっていませんか？
そして、小学生のうちに、失敗を部分改善する練習ができるように接することが大切だと感じています。
そうすれば、失敗しても粘り強く次に自分から取り組む「自立しようとする」人に育っていく可能性が上がるはずです。

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