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2025.8.28
【大学受験突破シリーズ】はじまる2学期。高校1年生がここから輝くための3つの鍵。[高1生対象]
高校生活にも慣れてきた1年生にとって、2学期は部活動や学校行事がさらに盛んになり、毎日が一層忙しくなる時期です。その一方で、「勉強が後回しになりがち…」と悩む人も少なくないでしょう。
ですが、この2学期こそ、将来を切り拓くための大切な土台作りのタイミングです。大学受験の多くは高校1・2年の範囲から出題されるため、今の努力が後々大きな差となって表れます。では、充実した高校生活を送りつつ未来の可能性を広げるためには、どんなことを意識すればよいのでしょうか。ここでは「3つの鍵」をご紹介します。

1.学習習慣と時間管理を味方につける
高校の授業は中学に比べて進度が速く、内容も格段に難しくなります。だからこそ「疲れたから今日はやらない」「あとでまとめてやろう」といった後回しは禁物です。毎日短時間でも机に向かう習慣をつくることが、安定した学力の伸びにつながります。
学習の基本は「予習→授業→復習」のサイクルです。予習で疑問点を見つけ、授業で集中して解決し、復習で知識を定着させる。さらに1週間後に再復習すれば、記憶の定着率はぐんと高まります。理解できないところはその日のうちに先生に質問し、早めに解決しましょう。
また、「いつ・何を・どのくらいやるか」を具体的に決めておくことも重要です。スケジュール帳やスマホアプリを活用し、部活動や行事と両立できるリズムを作りましょう。例えば、先輩たちは「部活終わりに塾へ直行する」「1週間に1日は完全オフの日を設ける」など、それぞれ工夫を凝らしています。通学時間を英単語の暗記に充てたり、スマホを物理的に遠ざけて集中力を守ったりするのも有効な方法です。
2.目標設定と苦手克服で学びを深める
「とにかく頑張る」では、なかなかやる気は続きません。自分が「何を達成したいのか」を明確にすることが大切です。ここで役立つのが「SMARTの法則」。

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Specific(具体的)
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Measurable(測定可能)
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Achievable(達成可能)
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Relevant(自分の夢や将来に関連)
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Time-bound(期限付き)
例えば「次の定期テストで英語80点以上を取る」「3か月後に英検2級に合格する」といった目標は、明確で努力の方向性がはっきりします。小さな達成の積み重ねは大きな自信につながるでしょう。
また、苦手分野を放置するのは危険です。特に数学や英語など積み上げ型の科目は、1年生でのつまずきが後々大きな壁になります。時間に余裕のある今のうちに、徹底的に向き合いましょう。
効果的なのはPDCAサイクル(計画→実行→振り返り→改善)を学習に取り入れることです。なぜ点数が伸びなかったのか、どの勉強法が合っていたのかを振り返り、次に改善を反映させる。その繰り返しが、自分に合った学習法の発見につながります。
具体的には、教科書を繰り返し読む・先生に質問する・模試や過去問で弱点を洗い出し、間違えた問題をノートにまとめて復習するといった方法が効果的です。英語なら長文演習の前に文構造をとる練習を重ねたり、語彙や文法を早めに習得することが基盤づくりになります。
3.将来を見据えた準備を始める
高校2年生になると、多くの学校で「文理選択」があります。これは大学や学部、将来の進路に直結する大きな分岐点です。単に「数学が苦手だから文系」「国語が苦手だから理系」といった理由で決めるのではなく、「自分は将来どんな職業に就きたいか」「どんな学問に興味があるか」という観点から考えることが重要です。
また、大学入試の制度は多様化しており、国公立・私立、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜など、仕組みが大きく異なります。これらを早めに理解しておくと、学習計画を立てやすくなります。
時間に余裕のある今だからこそ、興味のある学問や大学を調べてみましょう。オープンキャンパスに参加したり、研究内容を調べたりして、実際に自分の目で見て触れることが大切です。具体的な志望校のイメージが湧くと、勉強のモチベーションは格段に上がります。
おわりに
高校1年生の今、毎日の小さな習慣や考え方が、これからの高校生活、さらには将来を大きく左右します。学習習慣を整え、目標を明確にし、将来を意識した行動をとること。それが「高校1年生が輝くための3つの鍵」です。
ぜひこの2学期を、未来の自分に投資する期間ととらえ、一日一日を大切に過ごしてください。今日の一歩が、明日のあなたを大きく成長させてくれるはずです。
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