入試を知る
兵庫県公立高校入試について
Ⅰ 兵庫県公立高校入試制度について
2025年度入試日程(令和7年度 兵庫県公立高等学校入学者選抜日程)
1.推薦入学・特色選抜
★適性検査、面接など 令和7年2月17日(月)(一部の学校は2月18日(火)も実施)
★合格者発表 令和7年2月21日(金)
2. 学力検査(一般入試)
★学力検査 令和7年3月12日(水)
★合格者発表 令和7年3月19日(水)
3.入試配点(一般入試)について
内申書250点+入試250点(100点×5科目×0.5)=500点 ※内申書の250点の内訳 主要5科目(5段階評価)×5× 4 = 100点 +実技4科目(5段階評価)×5×7.5= 150点 |
250点 |
08:30~ | 集合 |
08:40~08:50 | 注意 |
09:10~10:00(50分) | 国語 |
10:20~11:10(50分) | 数学 |
11:30~12:20(50分) | 社会 |
昼食 | |
13:10~14:00(50分) | 理科 |
14:20~15:10(50分) | 英語 |
※英語50分のうち10分程度、開始直後に聞き取りテストが実施されます。
Ⅱ 志望校の決定時期
中3の12月懇談で私立併願校を、中3の1月懇談で公立受験校を最終決定します。
推薦入試、特色選抜入試、高専を希望する生徒は12月懇談で最終決定します。
Ⅲ 進路決定資料について
① 中学校 | 内申書(中3・1学期と2学期の通知表)+実力考査(主に2学期末と3月期初めの実力考査) |
② 当塾 | 内申書に基づいた予想点+当日の予想点(12月・1月の兵庫Vもしに基づく) また、ボーダーラインの人は3学期の兵庫県入試予想問題(プレ入試)も考慮します。 最終的には受験生ご自身が納得したうえで、進路を決定できるよう、入試直前の実力を示す詳細なデータを提供いたします。 |
Ⅳ 併願の私立高校をどうするか
当塾の生徒は大半が公立高校の普通科を第1志望としていますので、併願の私立はいわゆる滑り止めとなることが多くなります。各公立高校のレベル別の主な併願先はおおむね以下のようなパターンです。
公立第一志望校 | よくある私立併願校 ※1 |
---|---|
長田・兵庫・神戸 | 須磨学園・滝川第二・滝川・親和女子など |
星陵・北須磨・御影 | 須磨学園・滝川第二・滝川・親和女子 神戸龍谷・神戸学院大附など |
夢野台・葺合・須磨東 | 滝川第二・滝川・親和女子 神戸龍谷・神戸学院大附・夙川など |
神戸鈴蘭台・芦屋 伊川谷北など |
神戸龍谷・神戸学院大附・夙川・育英 神戸野田・神戸星城など |
※1 一般的な例で他の高校を併願された例も多数あります。
高校説明会などで自分にあった併願校を探しましょう。
複数志願選抜について
学校の特色や自分の適性・進路希望などに応じて、学びたい学校を選べるようにするための選抜制度です。
全日制普通科の公立高等学校で実施します。
(単位制・総合学科の高等学校も対象になります)。
複数志願選抜
公立高校の全日制普通科(単位制含む)と総合学科の一般入試では、複数志願選抜が実施されます。これは、1度の学力検査で第一志望校と第二志望校の両方の選抜が受けられる制度です。
<複数志願選抜についての注意点>
○合格した公立高校の入学を辞退することはできません。したがって、第二志望校への志願は必須ではありません(第一志望校のみ志願することも可能です)。
○願書受付期間後、その時点での倍率を見て志願変更ができるのは第二志望校のみです。
○第一志望校への合格を支援するため、第一志望校での判定点には25点が加算されます(第二志望校の選抜ではこの加算点を失った点数で選抜されます)。
○願書の提出、学力検査、合格発表はすべて第一志望校で行われます。
<総合学科や専門学科を志願する際の注意点>
○総合学科も複数志願選抜の対象校ですが、普通科と組み合わせて複数志願した場合は、実技検査への切り替えができなくなります(主要5科での受検が必須になります)。
※総合学科のみを志願する際は、学力検査のうち1科目を実技検査に替えることができます。
○専門学科(職業教育を主とする学科)では、複数志願選抜は実施されません(学力検査による選抜はすべて単独選抜です)。
※第一学区の単独選抜実施校は、兵庫工業・洲本実業・神戸商業・市科学技術・市神港橘高校です。
2024年度(令和6年度)入試 科目ごとの傾向分析
- 国語
- 数学
- 社会
- 理科
- 英語
国語
出題傾向
○大問数は例年通り5大問、小問数は31問で昨年度より増加しましたが、枝問を含めると分量に大きな変化はありませんでした。出題傾向は昨年度に比べ大きな変更はありませんでしたが、難易度については漢文・古文が標準レベルとなり全体として難化しました。
○6年前から複数のテキストを関連づけた問題が大問一で出題されていますが、今年度は「俳句」の鑑賞と創作を「会話文」から読み取るものでした。俳句の出題は2016年以来でした。
○昨年と比較すると、大問四で1問増え、ここ数年で最多の設問数となっています。文章量は減少しましたが、設問の難易度が高く(特に大問一・五)、時間配分に苦戦したかもしれません。
国語〈難易度別得点状況〉
大問 番号 |
単元 | 小問 番号 |
内容 | 得点率 | 難易度 | 配点 |
---|---|---|---|---|---|---|
一 | 言語事項 言語活動 |
問一 | 適語挿入 | 41.2% | C | 3 |
問二 | 適語挿入 | 79.6% | B | 3 | ||
問三 | 内容の理解 | 39.9% | D | 3 | ||
問四 | 俳句の鑑賞 | 62.6% | B | 3 | ||
問五 | 内容の理解 | 14.9% | E | 4 | ||
問六 | 内容の理解 | 50.7% | C | 4 | ||
二 | 漢文 | 問一 | 漢字の意味の理解 | 27.8% | D | 3 |
問二 | 返り点を付す | 75.9% | B | 3 | ||
問三 | 主語を選ぶ×2 | 67.6% | B | 4(2) | ||
問四 | 内容の理解 | 22.4% | D | 3 | ||
三 | 古文 | 問一 | 内容の理解 | 53.5% | C | 3 |
問二 | 語句の意味 | 40.4% | C | 3 | ||
問三 | 表現の理解 | 33.0% | D | 3 | ||
問四 | 内容の理解 | 47.8% | C | 3 | ||
四 | 小説 | 問一 | 漢字の読み×3 | 89.0% | A | 6(2) |
問二 | 文法の知識 | 33.5% | D | 2 | ||
問三 | 語句の意味×2 | 54.4% | C | 4(2) | ||
問四 | 心情の理解 | 80.3% | A | 3 | ||
問五 | 状況の理解 | 68.4% | B | 3 | ||
問六 | 様子の理解 | 63.7% | B | 3 | ||
問七 | 内容の理解 | 37.5% | D | 3 | ||
問八 | 心情の理解 | 41.3% | C | 3 | ||
五 | 評論 | 問一 | 正しい漢字の選択×3 | 81.0% | A | 6(2) |
問二 | 係り受け | 47.7% | C | 2 | ||
問三 | 語句の意味 | 76.9% | B | 2 | ||
問四 | 内容の理解 | 21.6% | D | 3 | ||
問五 | 内容の理解 | 28.6% | D | 3 | ||
問六 | 内容の理解 | 31.0% | D | 3 | ||
問七 | 内容の理解 | 23.1% | D | 3 | ||
問八 | 内容の理解 | 15.8% | E | 3 | ||
問九 | 内容の理解 | 22.0% | D | 3 |
次年度へ向けての対策
分野 | 対策 |
---|---|
言語事項 言語活動 |
複数の資料を関連づけて、必要な情報を捉えられるように練習をしておきましょう。 |
漢文 | 基本的な返り点のつけ方などの基礎力を定着させましょう。動作主や発言者を正確に捉え、大まかな話の展開をつかむことが重要です。 |
古文 | 歴史的仮名遣いなどの基礎力を定着させましょう。あらすじを押さえ、作品を通して伝えようとしている教訓や主題をつかむことが重要です。 |
小説 | 読みながらあらすじを押さえていき、問題を解いていきましょう。人物の発言や行動を押さえながら読む習慣をつけましょう。心情の変化はマストです。 |
評論 | 要点に線を引きながら読むことも有効です。語彙、社会への関心、読書の習慣化、日々の生活が高得点の鍵となっています。 |
数学
出題傾向
○大問数は昨年と変わらず6大問、小問数は34問でした。大問2と4で関数に関する問題が出題され、数と式と関数の問題だけで配点が全体の半分以上を占めました。
○問題数が多く、データの活用も含めて幅広い範囲から出題されています。1問あたり2分以上かけられないため時間配分でミスができません。全体的な難易度は昨年と同程度でした。
数学〈難易度別得点状況〉
大問 番号 |
単元 | 小問 番号 |
内容 | 得点率 | 難易度 | 配点 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 各種基本問題 | 1 | 負の数の計算 | 99.4% | A | 3 |
2 | 一次式の計算 | 94.9% | A | 3 | ||
3 | 平方根の計算 | 95.3% | A | 3 | ||
4 | 二次方程式の解 | 85.7% | A | 3 | ||
5 | 変数yの値 | 83.6% | A | 3 | ||
6 | 絶対値 | 63.8% | B | 3 | ||
7 | 円すいの体積 | 75.9% | B | 3 | ||
8 | 平行線と角 | 92.8% | A | 3 | ||
2 | 関数 | 1 | グラフの読みとり | 83.5% | A | 3 |
2 | 直線の式 | 68.0% | B | 3 | ||
3 | 料金が等しくなる駐輪時間 | 56.0% | C | 4 | ||
4 | 料金が安くなる駐輪時間 | 20.9% | D | 4 | ||
3 | 数と式・確率 | 1ⅰ | 式の変形 | 85.6% | A | 2 |
1ⅱ | 式の変形 | 74.5% | B | 2 | ||
1 ⅲⅳⅴ |
偶数、奇数の読みとり | 40.6% | C | 2 | ||
2① | 奇数となる確率 | 72.5% | B | 3 | ||
2② | 偶数となる確率 | 42.2% | C | 3 | ||
2③ | 奇数となる確率 | 3.2% | E | 3 | ||
4 | 関数 | 1 | 比例定数aの値 | 85.1% | A | 3 |
2 | yの変域 | 66.2% | B | 3 | ||
3 | 直線の式 | 71.2% | B | 3 | ||
4① | 条件を満たす点の座標 | 42.2% | C | 3 | ||
4② | 条件を満たす点の座標 | 1.9% | E | 3 | ||
5 | 平面図形 | 1ⅰ | 角の相等 | 79.9% | B | 2 |
1ⅱ | 和が90°になる角 | 73.0% | B | 2 | ||
1ⅲ | 辺の長さの比 | 72.9% | B | 2 | ||
1ⅳ | 線分の長さ | 53.9% | C | 3 | ||
2 | 線分の長さ | 27.3% | D | 3 | ||
3 | 円の半径の長さ | 0.2% | E | 4 | ||
6 | 総合的な課題 | 1 | 中央値 | 50.2% | C | 3 |
2① | 箱ひげ図の読みとり | 71.6% | B | 3 | ||
2② | 累積相対度数 | 12.0% | E | 3 | ||
3① | xとyの関係 | 6.6% | E | 3 | ||
3② | xの値 | 2.1% | E | 4 |
次年度へ向けての対策
分野 | 対策 |
---|---|
数と式 | 普段、ノートに解くプロセスを書いていることが必要です。計算間違いをミスで終わらせず、正解して学習を終える習慣をつけましょう。 |
関数 | 式を立てる、座標を求めるといった基本動作の高速化が必要です。図形との融合問題では、分からない数を文字でおき、図形的性質から方程式を作る対策をしましょう。文章題は、グラフに書き込む習慣をつけましょう。 |
図形 | 図に角や辺を書き込んでから考える癖をつけましょう。相似・三平方が入る図形の発見・処理のパターンを練習しておきましょう。俯瞰したり、細分化したり視点を変化させて図形をとらえることが重要です。 |
データの活用 | ヒストグラム・度数分布表・箱ひげ図の読み取り方は基本動作として身につけましょう。確率は複雑な条件に合うものを1つずつ数えきる練習が必要です。 |
社会
出題傾向
○大問数は例年通り変化はありませんでした。小問数も昨年と同じで、大きな変化はありませんでした。出題形式については、昨年に引き続き選択問題で、6択問題が合わせて10問以上出題されており、問題から正確に情報を読み取り、正しい答えを選ぶことが求められます。
○難易度は昨年並みでした。例年通り、得点率が極端に高い問題や低い問題は少なく、すべての分野を万遍なく理解しておくことが求められます。
社会〈難易度別得点状況〉
問題 番号 |
単元 | 小問 番号 |
内容 | 得点率 | 難易度 | 配点 |
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ1 | 世界地理 | (1) | 海洋の名称 | 77.5% | B | 2 |
(2) | 大陸の断面図 | 21.8% | D | 2 | ||
(3) | 日本と海外の結びつき | 54.3% | C | 2 | ||
(4) | 鉱産資源の分布 | 29.2% | D | 2 | ||
(5) | 世界の気候と産業 | 37.1% | D | 3 | ||
(6) | アジア・オセアニアの産業 | 41.5% | C | 3 | ||
Ⅰ2 | 日本地理 | (1) | 島々の位置 | 56.3% | C | 3 |
(2) | 九州地方の気候 | 40.8% | C | 3 | ||
(3) | 農業の特色 | 77.0% | B | 3 | ||
(4)① | 地形図の読み取り | 68.7% | B | 3 | ||
(4)② | 地形図の読み取り | 63.4% | B | 3 | ||
(4)③ | ハザードマップの読み取り | 51.2% | C | 3 | ||
(4)④ | 2つの地図の読み取り | 76.8% | B | 3 | ||
Ⅱ1 | 近世までの歴史 | (1)①i | 奈良時代の都 | 65.5% | B | 2 |
(1)①ii | 聖武天皇の時代 | 38.6% | D | 2 | ||
(1)② | 奈良時代の税制 | 67.9% | B | 2 | ||
(2)① | 北前船の交易 | 73.2% | B | 2 | ||
(2)② | 蝦夷地の特産物 | 75.8% | B | 2 | ||
(2)③ | 琉球王国の交易 | 49.4% | C | 2 | ||
(2)④ | 昆布ロードの存在 | 56.8% | C | 2 | ||
Ⅱ2 | 近代以降の歴史 | (1) | 勝海舟 | 35.0% | D | 3 |
(2)① | ノルマントン号事件 | 76.1% | B | 3 | ||
(2)② | 内閣制度の成立 | 22.8% | D | 3 | ||
(2)③ | 領事裁判権 | 87.8% | A | 3 | ||
(2)④ | 不平等条約改正 | 47.4% | C | 3 | ||
(3)① | 法権の回復 | 43.3% | C | 3 | ||
(3)② | 税権の回復 | 48.7% | C | 3 | ||
Ⅲ1 | 公民経済 | (1)① | 司法手続き | 66.8% | B | 2 |
(1)② | 推定無罪の原則 | 79.8% | B | 2 | ||
(2) | 三審制 | 77.0% | B | 2 | ||
(3) | 刑事裁判のしくみ | 67.6% | B | 2 | ||
(4)① | 裁判員制度のしくみ | 70.1% | B | 2 | ||
(4)② | 裁判員制度について | 51.0% | C | 2 | ||
Ⅲ2 | 公民政治 | (1) | 市場経済のしくみ | 57.1% | C | 3 |
(2)① | 働き方と雇用 | 79.9% | B | 3 | ||
(2)② | テレワークの導入状況 | 48.6% | C | 3 | ||
(3) | 生存権 | 79.6% | B | 3 | ||
(4)① | 鉄道復旧について | 82.2% | A | 3 | ||
(4)② | 効率と公正 | 88.8% | A | 3 |
次年度へ向けての対策
分野 | 対策 |
---|---|
地理 | 地図や統計資料の特徴を読み取る練習をしておきましょう。限界突破や教科書に載っているグラフ・図表にはよく目を通し、国や地域、地方や県ごとにノートや地図にまとめる練習をしておくとよいでしょう。地形図の読み取り問題も確実にしておきましょう。 |
歴史 | 時代の流れとともに、教科書でよく見る絵画・肖像画や歴史的な用語については,時代背景とともに詳しい内容までしっかりと理解しておきましょう。教科書に載っている資料に目を通しておくことが重要です。 |
公民 | 基本的な知識(用語・制度の説明ができること)をもとに、文章や資料を読み取れるようにしておきましょう。 |
理科
出題傾向
○2022年度から小問集合の大問Ⅰがなくなり、生物分野25点、地学分野25点、化学分野25点、物理分野25点の4大問の構成が続いています。小問数は,すべての大問が8問ずつとなり、全体的な問題数に変化はありませんでした。
○難易度については昨年並みでした。複雑な計算が必要な単元の出題が少なく、知識が問われる単元の出題が目立ちました。
理科〈難易度別得点状況〉
問題 番号 |
単元 | 小問 番号 |
内容 | 得点率 | 難易度 | 配点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 生物 | 1 | 1 | 生物のふえ方 | 87.2% | A | 3 |
2 | 脊椎動物の分類 | 66.6% | B | 3 | |||
3 | メダカの受精卵 | 61.3% | B | 3 | |||
4 | メダカの体色の遺伝 | 35.8% | D | 3 | |||
2 | 1 | 実験結果の考察 | 61.5% | B | 3 | ||
2① | スプーンに対する操作 | 63.1% | B | 3 | |||
2② | ブドウ糖,麦芽糖の検出 | 46.2% | C | 3 | |||
2③ | ヒトの消化器官との関係 | 16.3% | E | 4 | |||
Ⅱ | 地学 | 1 | 1 | 火山噴出物による堆積岩 | 73.5% | B | 3 |
2 | 柱状図のようす | 85.6% | A | 3 | |||
3 | 層ができた時期 | 59.1% | C | 3 | |||
4 | 地層の傾き | 24.1% | D | 4 | |||
2 | 1 | 冬至に観測できる星座とその動き | 34.3% | D | 3 | ||
2① | 太陽の南中高度 | 54.3% | C | 3 | |||
2② | 太陽,オリオン座の南中高度の変化 | 41.9% | C | 3 | |||
2③ | 星座早見上の黄道の位置 | 40.6% | C | 3 | |||
Ⅲ | 化学 | 1 | 1 | 気体の集め方 | 55.0% | C | 3 |
2 | 気体の発生 | 51.0% | C | 3 | |||
3 | 気体の水溶液の性質 | 65.0% | B | 3 | |||
4 | 気体の性質 | 46.0% | C | 3 | |||
2 | 1 | 気体の検出方法 | 83.0% | A | 3 | ||
2① | 酸化銅と活性炭の化学反応式 | 78.0% | B | 3 | |||
2② | 加熱後に残る物質の質量 | 32.0% | D | 3 | |||
2③ | 加熱前の酸化銅の質量 | 4.8% | E | 4 | |||
Ⅳ | 物理 | 1 | 1 | 記録タイマー用のテープの読みとり | 59.2% | C | 3 |
2 | 水平面上の力学台車の運動 | 17.0% | E | 3 | |||
3 | 力学台車にはたらく力 | 28.0% | D | 3 | |||
4 | 力学台車の速さ | 19.0% | E | 3 | |||
2 | 1 | 水中での水圧の大きさ | 73.0% | B | 3 | ||
2 | ばねに加わる力の大きさ | 54.0% | C | 3 | |||
3 | 実験結果の考察 | 34.0% | D | 3 | |||
4 | 条件によるばねの長さ | 16.0% | E | 4 |
次年度へ向けての対策
分野 | 対策 |
---|---|
生物 | 問題文や条件を読み取り、思考・考察することで答えを導く問題が出題されています。暗記するだけでなく、理由やしくみを理解しておきましょう。 |
地学 | 知識事項だけではなく、計算問題も含めて思考力が必要な出題が多いです。応用問題に取り組み、練習しておきましょう。 |
化学 | グラフや表からしっかりと数値を読み取れないと、ミスしてしまう問題が多く出題されています。また、化学変化と物質の質量に関する計算問題がよく出題されるので、さまざまなパターンを練習しておきましょう。 |
物理 | 計算問題や作図問題が多く出題されています。公式や作図の方法を覚えるだけでなく、考え方を十分に理解して練習しておくことが大切です。 |
英語
出題傾向
○大問数に変更はありませんでしたが、問題ジャンル・配列に変化がありました(複合問題の割合が増えました)。単語・複合問題の難度が上がっていますが、長文問題の難度がやや易化したため、全体としては昨年並みでした。
○リスニング問題は配点も高く、得点率も比較的高めの問題が多いため得点しておきたい領域です。
英語〈難易度別得点状況〉
大問 番号 |
単元 | 小計 番号 |
内容 | 得点率 | 難易度 | 配点 |
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | リスニング | 1 No.1~No.3 | 応答文選択 | 74.3% | B | 9(3) |
2 No.1~No.3 | 英問英答(会話文) | 58.6% | C | 9(3) | ||
3 Q1,Q2 | 英問英答(説明文) | 61.1% | B | 6(3) | ||
Ⅱ | 対話文 | 1 | 下線部の内容把握 | 75.0% | B | 2 |
2 A,B | 下線部の内容把握 | 60.5% | B | 4(2) | ||
3 | 内容一致文完成 | 70.9% | B | 2 | ||
4 | 適語句[文]選択 | 62.3% | B | 2 | ||
5 あ,い | 条件英作文 | 52.8% | C | 6(3) | ||
Ⅲ | 長文 | 1 ①~③ | 適語(句)選択 | 62.0% | B | 9(3) |
2 A,B | 下線部の内容把握 | 60.7% | B | 6(3) | ||
3 | 下線部の内容把握 | 69.7% | B | 3 | ||
Ⅳ | 長文 | 1 | 適語句[文]選択 | 45.6% | C | 3 |
2 | 下線部の内容把握 | 40.4% | C | 3 | ||
3 | 適語(句)選択 | 55.1% | C | 3 | ||
4 | 下線部の内容把握 | 42.9% | C | 3 | ||
5 | 資料選択 | 60.3% | B | 6(3) | ||
6 | 内容一致文完成 | 35.7% | D | 3 | ||
Ⅴ | 文法・語い | 1 ①~③ | 語形変化 | 27.2% | D | 6(2) |
2 ①~⑤ | 適語(句)補充 | 32.6% | D | 15(3) |
次年度へ向けての対策
分野 | 対策 |
---|---|
リスニング問題 | 問題用紙にあるグラフや選択肢の英語は必ず事前に確認し、聞き取るべき情報を絞り込んでおきましょう。そのうえで、疑問詞やキーワードに注意しながら聞き取ることが大切です。適切な応答文を選択する問題では、会話を聞いてキーワードをメモする練習をしておきましょう。 |
対話文問題 | 対話文は相手の発言に対応して進んでいくので、常に何について話しているかを意識して読むことが大切です。問題を解く際は、どこで誰がそのように発言しているかを見つけて解答しましょう。 |
長文問題 | まずは本文をしっかり読み切れるように練習をしましょう。知らない単語があればノートにまとめ、くぼ単とリンクさせて単語力を向上させていくことが重要です。設問も同様で、本文が読めて、選択肢の単語もわかれば十分満点が狙えるので、設問でも単語は調べて覚えましょう。 |
文法・語い問題 | 2種類の形式(語形変化、イラストを使用した会話文の適語補充)の問題に取り組みましょう。語い(くぼ単)、基本的な文法、表現などをできるだけたくさん覚え、使いこなす練習をすることが大切です。 |
公立高校推薦入試と特色選抜入試について
神戸市内の全ての公立高校で特色選抜、推薦入試が実施されています。公立一般入試に先駆けて2月16日に実施されるこの入試は3月の一般入試に比べて募集定員が少なく、倍率が高くなる傾向にあります。
推薦入試
従来からある選抜方法。特色選抜との違いは、学校長の推薦が必要であること。よって学力や内申点の状況次第では、推薦をもらえない可能性もあり。選抜試験の内容も特色選抜の試験と大きく変わらない。ただし推薦をもらえたからと言って合格が決定したわけではないので注意が必要。
高校 | 学科 | 定員 | R6倍率 | R5倍率 | 検査内容(面接は全学科で実施) |
---|---|---|---|---|---|
北須磨 | 普通(単) | 140 | 0.90 | 1.28 | 適性検査(Ⅰ思考/表現/判断・Ⅱ英語/数学) |
芦屋 | 普通(単) | 140 | 1.70 | 1.90 | 適性検査(Ⅰ思考/表現/判断・Ⅱ英語/数学) |
市六アイ | 普通(単) | 180 | 1.38 | 1.39 | 適性検査(Ⅰ思考/表現/判断・Ⅱ英語/数学) |
国際 | 国際(単) | 120 | 1.15 | 1.11 | 適性検査(Ⅰ英語聴解・Ⅱ英語読解/表現) |
神戸 | 総合理学 | 40 | 2.43 | 2.68 | 適性検査(英語・数学・国語) |
兵庫 | 創造科学 | 40 | 1.63 | 1.35 | 適性検査(英語・数学・国語) |
御影 | 文理探求 | 40 | 2.35 | 新設 | 適性検査(英語・数学・国語) |
市葺合 | 国際 | 80 | 1.15 | 1.11 | 実技・適性検査(英語) |
神戸鈴蘭台 | 国際コミュ※1 | 40 | 1.05 | 0.88 | 実技・適性検査(英語)・小論文 |
舞子 | 環境防災 | 40 | 1.53 | 1.13 | 小論文 |
須磨友が丘 | 総合学科 | 120 | 1.00 | 1.43 | 小論文 |
市須磨翔風 | 総合学科 | 140 | 1.41 | 1.53 | 小論文 |
神戸甲北※2 | 総合学科 | 100 | 0.89 | 0.82 | 小論文 |
※1 神戸鈴蘭台の国際コミュニケーションコースは、令和7年度より普通科新学科文理探究科に改編されます。
※2 神戸甲北は統廃合により、北神戸総合となりますが、そこでも総合学科の設置が予定されています。
特色選抜
各高校がそれぞれの特色に応じて独自の検査を行う選抜試験。学校長の推薦は必要なし。選抜試験は各高校が指定した面接、小論文、実技や総合問題などから実施される。合否の判断は試験の結果ならびに志願理由書、中学校からの内申書を合わせて多面的に判断される。
高校 | 学科 | 定員 | R6倍率 | R5倍率 |
---|---|---|---|---|
長田 | 人文・数理探究 | 40 | 1.60 | 1.40 |
星陵 | 生命科学 | 40 | 1.05 | 1.13 |
須磨東 | リーガルマインド | 24 | 1.63 | 1.96 |
伊川谷北※3 | グローバル芸術 | 36 | 1.64 | 1.14 |
舞子 | 先進理工 | 10 | 1.00 | 1.00 |
神戸高塚 | 地域創造 | 30 | 1.63 | 1.13 |
伊川谷※3 | コミュニケーション | 30 | 1.13 | 1.30 |
夢野台 | 教育・心理 | 40 | 2.03 | 1.58 |
神戸北※4 | 福祉ボランティア | 24 | 0.75 | 1.04 |
東灘 | こどもの未来・健康スポーツ | 40 | 1.10 | 1.00 |
※3 伊川谷北と伊川谷は統廃合により、神戸学園都市となります。そこでは文理探求科(推薦入学)の設置が予定されています。
※4 神戸北は統廃合により、北神戸総合となります。そこでは総合学科(推薦入学)の設置が予定されています。
推薦入試・特色選抜入試対策について
・その高校の特色についてよく調べておくこと(オープンハイスクール・ホームページ・先輩たちの生の声)。
・自分自身の将来やりたいことが、志願する高校の選抜コースの方針や指導に合うかどうかをよく考えておくこと。
・世の中のできごとなどを、新聞やニュースで掴んでおくこと。
・作文や発表などで物事を論理的に考え、表現できる力を身につけておくこと。
・学力試験が実施される高校を志望する場合は、試験科目の教科の力を早い段階でつけておくこと。
〈その他注意点〉
・上記高校以外でも特色・推薦入試を実施している高校があります。
・どの高校も一般入試合格に必要な内申点を確保できていないと合格はかなり難しくなります。
・学力テストを実施する高校については、その高校のレベルに見合う以上の学力(偏差値)が必要になります。
・特色選抜・推薦入試の受験を希望される場合は、お早めにお通いの教室にご相談ください。