社会貢献
EFG(EDUFUSION GROUP)の取り組み
EFGでは、生徒・保護者の皆さまからのご支援・ご協力をいただき、さまざまな社会貢献活動を行っております。
生徒・保護者の皆さまに、心より御礼を申し上げます。
塾を通じて、社会とつながる
EFGの社会貢献活動が、「自分ではない誰かのために、行動する」という経験、「いつでもボランティア活動に参加できるんだ」という意識を生徒の皆さんに持っていただくきっかけになればと願っております。久保田学園は今後も社会とつながる活動を続けてまいります。
社会貢献活動―Kポイントを使って―
EFGにはKポイントというポイントシステムがあります。生徒は通塾や模試の成績などで貯めたポイントを、自分や家族のための「ご褒美プレゼント」として希望の品物と交換することができます。またKポイントを社会貢献活動のために寄付することもできます。
現在実施中の社会貢献活動
「マラウイへの教育物資の支援」
おうちに眠る物資をあつめています
マラウイは南部アフリカのマラウイ湖に沿って位置する、日本の約1/3の大きさの国です。「The warm heart of Africa」と呼ばれ、独立以降一度も戦争をしたことがなく、また人々も穏やかで優しく助け合いを重んじる、治安のいい平和な国として知られています。
その一方で、一人あたりのGNIが320ドルと世界最貧国の一つとしても知られています。公立学校では、1クラス約200人の子どもたちが机も椅子も無く学習しており、文房具などもほとんどありません。体育の授業中は200人に対してボールが1つしかなく、また音楽の授業では楽器が一つもありません。
もし、少しでも道具が増えればマラウイの子供たちの学習機会が増え、教育に貢献できると考え、JICA青年海外協力隊で活動する長井優希乃さんの要請のもと、この度支援に携わることとなりました。
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◎教室にポスターを掲示しています
第1便を発送しました
5月15日に、兵庫中央教室の生徒・講師有志のみなさんで、寄せられた物資の仕分け・箱詰めを行いました。

◎寄せられた物資を仕分け・箱詰めしました
5月17日にメッセージを添えてマラウイに向けて発送しました。

◎マラウイの皆様へのお手紙
マラウイに寄付物品第1便が届きました
先日発送した物品がマラウイに届き、開封する様子を現地で活動する長井優希乃さんが知らせてくださいました。いつもお世話になっております。JICA 海外協力隊員の長井優希乃です。
7/9(火)午後、首都の JICA オフィスに届いたご寄付物品第⼀弾が、ミニバスとバイク便を乗り継いでマタピラに届きました。
JICA海外協力隊員の長井優希乃、マタピラ小学校教員8年生担当Harrintong Sakhula先生、ACCO(学区における統括役教員)の T. G. Banda 先生の三者で、学区の代表として荷物を開封、確認させていただきました。梱包など、とても丁寧にしていただいて、誠にありがとうございます。
【開封の様子】
荷物が届いた瞬間、Sakhula 先生も、Banda 先生も、まず荷物の大きさに驚いて、中身を早く見たいとワクワクした様子でした。
まず、開封してすぐにお手紙と写真を見つけ、皆で読み、久保⽥学園の皆様のあたたかいお気持ちと、こうやって仕分けて箱詰めをして、はるばるマラウイまで送ってくださったこと、また生徒の方々が行なってくださったことなど、様々な思いがこみ上げ、3人で感動してしまいました。笑顔の生徒さんの写真を見て、Banda 先生が「なんて可愛い笑顔の子たちなんだ!」と感激し、また、教室が見える写真には、「日本の教育環境は素晴らしいね、綺麗な教室だ」と驚いていました。
また、服がとても綺麗なものばかりで、驚いていました。
また、筆箱を見つけた Sakhula 先生は、「結婚式に持っていくカバンみたいだ!」と踊り出してしまいました。
レインコートも、最初は小さなバッグに入っていることに感動し、取り出したあとは、素敵だ、試しに着ていいかと言って二人とも試しに着てみていました!
とってもワクワクした楽しい確認の時間になりました。文具などもたくさんあり、充実した教育活動のための大きなサポートになります。本当に、ありがとうございます。
【今後の動き】
今後、校長会議を招集し、ゾーン(学区)の 12 校にいただいた寄付物品を分配します。
また、分配の際にそれぞれの物品の正しい使い方についての講座を開きます。各校で物品管理責任者を決め、正しい使用と管理の徹底を行います。
文具などについては、基本的に学校の教材として保管し授業で使わせていただきますが、洋服やノートなどについては、各学校で「特に必要としている」子を教員が選び、受け渡しを行おうと考えております。
また、レインコートについては、「生理用ナプキンを作る材料にする」とのことで必要物品リストに入れさせていただいたのですが、あまりに綺麗で切って材料にしてしまうのはもったいないとのことで、レインコートのままで使用させていただきたいと考えております。
この度は、ご寄付第⼀弾の送付誠にありがとうございます。また、各学校に分配された際など、進捗をお知らせしたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
長井優希乃
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◎受け取りを喜ぶ二人(右:Sakhula 先生、左:Banda 先生)
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◎手紙を読んで、写真を見ている様子
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◎筆箱を手に踊り出す Sakhula 先生
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◎レインコートを見つけ、着て喜ぶ 2 人
第2便を発送しました
9月10日に、兵庫中央教室の生徒・講師有志のみなさんで、寄せられた物資の仕分け・箱詰めを行いました。
9月13日にマラウイに向けて発送しました。

支援物資が早速役立っています!
第1便で届いた支援物資について、早速役立てられている様子を長井様がお知らせくださいました。
いただいた物品は現在、TDC(小学校併設の教師研修センター、ここでアートクラブや教員ワークショップを行っています)の倉庫に保管しており、アートクラブの際の必要画材、教員ワークショップの際の定規や鉛筆などをその都度取り出し使用させていただいております。
本当に、助かっております。
教員にアートのワークショップ(①効果的な模造紙の描き方、②刺繍のやり方・・・教科書がない子のためにマラウイでは教科書の絵を先生が模造紙に描き写して授業で使用することがよくあるため、その方法のワークショップを行いました)を行った際の写真を添付させていただきます。
このワークショップの際に、いただいた定規や画材、毛糸などを使用させていただきました。
これまでは、ワークショップやクラブ活動をするのも大変でしたが、久保田学園様からの支援により、より幅広く教育活動を行うことができるようになりました。心より、感謝申し上げます。
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◎Expressive Arts教員ワークショップ(絵画)
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◎罫線に沿って教科書の絵を大きい紙に少しずつ写してゆく
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◎教科書に引いた罫線と同じ比率で罫線を引き、よく見て一つ一つの四角を丁寧に埋めてゆく
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◎綺麗なゾウが描けてきた
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◎刺繍の見本を見せる先生
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◎自分のイニシャルを刺繍してゆく先生
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◎放課後の児童向けアートクラブでも毛糸とビニール袋を使った刺繍入りポーチを作りました
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◎Expressive Arts教員ワークショップ(絵画)
各教室・校舎で多くの物資をご寄付いただきました。心からお礼申し上げます。
加えて、現在マラウイ支援のためのKポイント寄付を受け付けております。
このポイント寄付につきましては、多くの物資をマラウイまで届けるための航空便送料に充てさせていただきます。
皆様のご協力を引き続きお願いいたします。
第2便が届きました
第2便がマラウィに到着しました。
長井様からのメッセージです。
この度、久保田学園の皆様からのご寄付物品のお荷物第二弾がマタピラに到着いたしました!いつも大きなご支援を誠にありがとうございます。また、頑丈に梱包していただいてありがとうございました。中の物品も濡れたり壊れたりすることなく、無事に受け取ることができました。
今回も、とても綺麗な文房具セットや、そろばんセット、特に先生たちが感動していたのが美しいカバンに入った習字セットで、「日本の書道という伝統芸術の道具だよ」と言うと、みな興味津々に聞いておりました。また、子供たちはそろばんに興味津々でした。マラウイにも独自のそろばんがあるのですが、形が違うため、「これは日本で使われているそろばんだよ」と説明すると、とっても面白がり、「これは振るといい音がするから楽器としても使えるね!」などと色々なアイデアに溢れていました。
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◎画材セットに感動するバンダ先生
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◎そろばんに興味津々の4年生、フライ君
最終便を送りました
お寄せいただいたたくさんの支援物資について、荷造りが整い最終便をお送りしました。2019年5月に第一便をお送りしてから、9月、11月に第二便、第三便をお送りし、2020年12月の第四便で最終となりました。コロナ禍で荷造り等も遅くなってしまいましたが、これで皆様の善意の物資をすべてお送りできたことになります。
現在航空便が止まっており船便での輸送になりますので、到着はまだだいぶ先となります。
内容物には、クレヨンなどの画材、毛糸などの手芸材料、ピアニカなどの楽器が多くありました。世界が困難に見舞われているこんな時だからこそ、絵画や音楽などのアートの力で、マラウイの子どもたちに少しでも楽しい時間があればと考えております。ご協力ありがとうございました。
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◎皆様から寄せられた支援物資190kg 普通のダンボール箱で20箱近くになります
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◎マラウイへ届け!